英語の成績が伸び悩んでいる中学生へ

中学生で英語の成績がいま一つふるわない。

一応、やってはいるんだけれどー。
小学校からやっていたら、『当然英語は「5」でしょう?』と親は期待するのだけれどー。

・・・みたいな中位層の子に、一般的なアドバイスについて書いてみます。

 
当然、ひとりひとり、苦手分野、改善すべき環境など、問題がある点が違うので 
現状、どんな勉強をどのくらいの時間やっているか(学校、塾、家庭)
自覚する問題点は何か
など、先生の立場なら、聞き取りをしてからがよいかと思います。

ここでは「割とありがちな例」を挙げて、改善の提案をしてみました。

◆現状:勉強時間がほぼ作業でおわる

 宿題のワークとかノート作りとか「作業」して勉強が終わった気がしている。

 <提案>
 なるべく作業時間を短縮する。
 スポーツ・習い事で超多忙などの状況によっては
 学校の先生には内緒だけれど
 ワークは解答を見てから、赤で書き入れて
 赤シートで「覚えるところからスタート」してもいい。
 あ、提出で困るか・・・^^;。

 大切なのは、作業よりトレーニング!

◆現状:勉強のゴールがわかっていない

上のようにワークや宿題をやったらゴールと思っている。
しかも自己採点も甘甘。見比べ力が足りず、見逃し多数。

その状態で、テスト勉強終わった!それでは満足な点に届かない。。

<提案>

 教科書の音声をまねて、全文が即言える(日から英)。それを正しく書ける
 それがゴール。そのトレーニングの時間を最大に増やす。

 ワークを埋めるのがゴールじゃない。
 覚えきって完全再現できることを目指す。
 

◆現状:記憶が定着しない

授業のときは一応は理解している。
でも文法など、するっと抜けて混乱してしまう。

え、これは・・複数の”s”?三人称単数現在の”s”?どっち~~~!?みたいに^^;

<提案>
夜やったら翌朝と、さらに夜と24時間以内に復習する。
一度きりで終了→忘れる。これこそ、時間の無駄になる。

「さらっと復習」をスパイラルで繰り返す。繰り返すほど定着する

◆現状:集中していない・時間を浪費している

「そんな時間がないですぅぅ」っていうよね?

ホントに?
SNS、テレビ、なんとなくダラダラ見てない?
友だちと永遠にLINEしてない?

<提案> 
み~んな忙しいのだ。

時間はかき集めた人勝ち!

「教科書ベースの基礎トレ手順」をまとめると・・・

作業で満足しない
  ワークやノート作りは手段であってゴールじゃない

2 教科書を音源そっくり音読で、覚えきる
  単語も文も、スラスラ言えて、サラサラ書けるまでやりきる!

3.復習をこまめに。戻りながら進む

4.時間はかき集める
  集中する

以上、中学生向け、教科書ベースの基礎トレ手順でした。

がんばれ、中学生!!^^/

追記・・・

児童英語、小学校英語の先生は、
「こういう勉強が苦にならない生徒の土台を作っておく」
という視点もあるのではないかと書きながら思いました。

ワクワクは、あればあるほど、もちろんいい!
でも地味なトレーニングを楽しめることが、語学には必要!

とわたしは思います^^/


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藤林恵子
(ふじばやしけいこ)

京都市出身。上智大学外国語学部英語学科卒業。通訳ガイド国家資格、英検1級などの資格を持つ。在学中、ミズーリ州立大学コロンビア校へ留学。卒業後は企業の役員秘書を経て、専門学校の英語講師を務める。米国コネチカット州で5年間過ごした後、横浜で2001年6月から英語教室を始める。子ども向け英語教材『チャンツでポン!』『ダンスでポン!』『英単語でポン!』『英単語でポン!センテンス・会話編』など多数。

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