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アメリカの医療現場で 2003.8.31 アメリカ話 8

ご出産お祝いディナー@病院 ↑ここにベビー 2泊3日で退院しました
アメリカですごい!と感激したことのひとつに医療の現場があります。先進医学の話ではありません。
普通の病気の治療や出産などで、患者と医者の関係、医療サービスの仕方が明らかに日本とは異なった
のです。
まず病気になったら、診察予約が必須です。Walk-inと言われる飛込み専門外来もありましたが(それは
それで、時間外などに便利)、通常一人の先生に継続的に診てもらうため、その先生の属しているクリニッ
クに、電話で病状を伝え、予約します。予約時間は細かく定められているので、通常10〜20分程度の
待ち時間でたいてい診療してもらえました。待ち時間でイライラしたのは日本人の歯医者さんにかかった
ときだけ。
受付のおばちゃんたちは総じて愛想なしで事務的。保険に確実にはいっているか厳しくチェックされ
ます。看護婦さんは総じてプロ意識が高く、有能な印象でした。診察は個室。話が筒抜けにはなりませ
ん。そこでまず看護婦さんが事前問診をして準備します。先生が即診断できるよう、服をぬがしたりして
準備して待ちます。
で、お医者さんが”Hi! How
are you doing?”とにこやかに登場。病気で来てるのに、うっかり"Good!"と
言いそうになりそうなさわやかさです。診察は短時間ですが、手際がいい。
会計もさほど待つこともなく終了。薬はもちろん処方箋をもって、また車で自分のすきな薬局にいきます。
産婦人科でも歯科医でもだいたいこんな感じで、病院通いは半日がかりなんてことはありませんでした。
ただしどこでも自分で運転して行かねばなりません。
出産は2泊3日コース(除く帝王切開)。当然のように個室(相部屋なんてなかったような)。
2泊目はお祝いディナーがでました。初日に高級ホテルの朝食注文表のようなドアノブにかけるオーダー
用紙を提出しておくと、次の日の夜、ベッドの脇にテーブルクロスをかけたテーブルが運び込まれ、シャン
パン付きのフルコースがしずしずとサープされます
新生児を見ながら、夫婦で乾杯ってわけです。地域で唯一の大きな病院だったのですが、高い出産費用
のほかに寄付金などで潤っているのでしょうね。なんだがやたら優雅でした。
出産そのものも実に快適でした。
「日本人女性は、みんな我慢強いのよね〜!」と感心していたドクター。
私は十分痛がってたのですが、アメリカ人女性は平均的にもっと大騒ぎするのでしょう。それに彼女たち
は大半が陣痛促進剤や麻酔を使用するようです。2泊で帰宅してさっさともとの生活に戻るわけですから
何十時間もいきんでうなって体力使い果たしたくないのか、痛みに弱いのか、保険や医療側の策略か。
ヒーヒーフーの最中に誓約書には次々サインさせられました。なんせ、訴訟大国ですから〜。
でもうまく励ましてほめて産ませてくれました。一人目を東京で産んだとき、「だめだめ!そんなんじゃ〜!
生まれないでしょ!」と、えらく怒られたのと雲泥の差。満足感が味わえました。
退院のときには看護婦さんが、あれこれ「伝えておくべきことリスト」を片手に教えてくれました。
で、最後にまた「私はあなたから説明をたしかに聞きました」というサインを「ハイここね」と(笑)。
ここまで徹底してるのか〜と感心。医療現場ではこれくらいかっちりしているほうが安心です。
息子が和食レストランでおすしを食べた日の深夜、全身に発疹がでて痒くて寝られなくなったことがあり
同じ病院の救急外来に夜中の1時に連れていったことがありました。そのときも若い研修医ではなく、
落ち着いたベテランと思われる年齢の先生がささっと診察してくれました。さらに後日、病院の対応が
よかったかどうか、細かな項目ごとに満足度をはかるアンケートが郵送されてきました。こうやっていつも
評価にさらされているんですね。
翻って日本の状況はどうなんでしょう?せめて予約システムだけでも、もう少しまともに機能してくれな
いものでしょうか。夏休みの皮膚科で3時間待ったときは疲れ果てました〜。
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